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<運転検査>
ベアリングの取付けが終わったら、正常に取付けられているかを確認するために運転検査を行います。
手回し検査と試運転
小形の機械装置やベアリング部分だけを簡単に回転できるものは、まず手回しでベアリングが円滑に回転するかどうかを確かめる。手にひっかかりを感じたり、回転が重過ぎたり、回転にむらがあってはならない。異常がなければ動力による試運転を行う。
大形の機械装置では、無負荷で始動し直ちにスイッチを切って惰走運転を行う。振動・音響などに異常がないことを確認してから動力運転に入る。
動力運転は、無負荷で始動し徐々に回転を上げ、所定の負荷をゆっくりかける。運転によりベアリングの温度は徐々に上昇し、一般的には1〜2時間後に一定となる。ベアリングや取付けに不具合があれば、温度が安定せずに上昇し続け、異常な高温になることがある。
ベアリングの異常な運転状態とその原因・対策
運転状態
原因
対策
騒音がする 高い金属的な音 異常な荷重がかかっている はめあいを修正する
ベアリングのすきまを検討する
ハウジングの肩の位置などを修正する
予圧を調整し直す
取付け状態が悪い シャフト・ハウジングの加工精度不良を直す
ベアリングの取付け精度を良くする
潤滑剤の不足や不適 潤滑剤を補給する
適正な潤滑剤に取替える
回転部品の接触 ラビリンス部分などの接触を直す
規則的な音 軌道面に圧こん・キズなどがある ベアリングを交換する
軌道面にはく離が生じている ベアリングを交換する
不規則な音 ベアリングのすきまが大き過ぎる 適切なすきまのベアリングに取替える
すきまを調整し直す
ベアリングに異物が侵入 ベアリングを洗浄又は交換
関係部品を洗浄する
密封装置を改善する
きれいな潤滑剤に取替える
ボールにキズ・はく離が生じている ベアリングを交換する
異常な温度上昇がある 潤滑剤が多過ぎる 潤滑剤の量を減らす
潤滑剤の不足や不適 潤滑剤を補給する
適正な潤滑剤に取替える
異常な荷重がかかっている はめあいを修正する
ベアリングのすきまを検討する
ハウジングの肩の位置などを修正する
予圧を調整し直す
取付け状態が悪い シャフト・ハウジングの加工精度不良を直す
ベアリングの取付け精度を良くする
はめあい面がクリープしている密封部分がきつ過ぎる
ベアリングを交換する
はめあいを再検討する
密封装置を改善する
振動が大きい 軌道面やボールに圧こん・はく離が生じている ベアリングを交換する
取付け状態が悪い シャフト・ハウジングの肩の直角度や間座側面の直角度を修正する
ベアリングの取付け精度を良くする
ベアリングに異物が侵入 ベアリングを洗浄又は交換
関係部品を洗浄する
密封装置を改善する
きれいな潤滑剤に取替える
取扱い取付け運転検査取外し保管